〈大阪中1遺棄〉 他人事ではない!
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(以下引用:読売新聞 2015年8月22日)
山田容疑者、過去にも少年に声かけて車に監禁
大阪府警に死体遺棄容疑で逮捕された山田容疑者は過去に、中学生らに声をかけて車に監禁する事件を起こしていた。
2002年3月、大阪府寝屋川市香里南之町(こおりみなみのちょう)の路上で、中学2年の男子生徒に「寝屋川市駅に行きたい。車に乗って ...
40代の闇
母と祖母を刺した殺人未遂の疑いで17歳長男逮捕 和歌山・御坊市
20日午前3時20分ごろ、和歌山・御坊市の住宅で、82歳の女性と46歳の娘が刺された。
同居している高校生の長男(17)が110番通報し、警察官が駆けつけたところ、玄関の鍵がかかったままで、凶器の包丁も家の中に残されていて、長男が犯行を認めたため、殺人未遂の疑いで長男を逮捕した。
刺された ...
メディアに伝えること
「『子供を殺してください』という親たち」を出版後、俺は、
これまで親しくしてきた記者に献本し、感想を求めた。
しかし、これという反応は、なかった。
中には、社会部の厚労省担当や、地方の行政担当の人間もいたのだが、
彼らに著書の感想を聞いても、「正直、よく分からない部分がある」
「今度、教えてください」などと言われてしまったのだ。
彼らは俺より ...
「小説すばる」に書評掲載
月刊文芸誌「小説すばる」9月号の新刊レビューに、書評家の東えりかさんが、
拙著「『子供を殺してください』という親たち」の書評を書いてくださった。
思い起こせば15年前、処女作である「子供部屋に入れない親たち」の出版時には、
俺の仕事自体を、大手週刊誌から劇的に糾弾された。
しかも原稿の内容を著名な作家に盗作され、それが直木賞候補にもなった。
版元が同じだったこともあり、「子供部屋 ...
記録がなければ助からない!!
拙著の出版以来、事務所への問い合わせやフェイスブックへのメールなどに、
「押川さんが過去に書いた本も読みたい」
「なかなか手に入らないのだが、どうすればよいか」
という質問をいただくことが増えた。
Amazonを覗いたら、中古品にバカみたいな値段がついている。
ありがたいことでもあるのだが、どれも10年以上前に書いたものであり、
俺としては、若くて未熟な部分も多く、恥 ...
貴重なご意見ありがとうございます!
昨日のブログのコメントで、読者の方から
「専門家だって家庭や様々なしがらみがあり、全てを仕事に捧げられる訳では無い」
というご意見をいただいた。
また、このご意見に対して、ご自身の思うところを書いてくださった方もいた。
俺の言葉が足りないところもあったと思うので、少し、書き足しておきたい。
今回コメントでいただいたご意見であるが、押川脳でピピッと翻訳した結果、
「他人 ...
刃傷沙汰になる前に!!
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(以下引用:産経新聞 2015年8月9日)
なんでご飯にふりかけかけるの!親子げんかの末に包丁で娘に軽傷負わす 容疑で母親を逮捕
ふりかけをめぐって親子げんかになった末、高校1年の長女(15)に包丁を向けてけがをさせたとして、大阪府警河内長野署は9日、殺人未遂容疑で、大阪府河内長野市千代田台町の無職女(35)を現行犯逮捕した。「包丁を構えただけで、殺すつもりはなか ...
会長!!
このブログを読んでくれている皆さんにだけ教えておくけど
俺のバックには、すげー会長がついているんだ。
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その名もゴウ。
俺はすべて、ゴウ会長の指示通りに動いているだけだからな。
「本買えよ!」「サイン会 ...
夏の注意事項
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(以下引用:読売新聞 2015年8月5日)
追いかけて何度も刺した…女性刺殺容疑の19歳
北海道音更(おとふけ)町のアパートに住む美容師金野恵里香さん(31)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された会社員少年(19)が「逃げようとするところを追いかけ、何度も刺した」と供述していることが5日、捜査関係者への取材で分かった。
...
悪い噂大好物!
拙著『「子供を殺してください」という親たち』の売れ行きが
今もってなかなか健闘しているそうで、出版元の新潮社が、
早ければ明日から、書店に、このようなPOP(のぼり)を立ててくれるという。
ありがたい限りだ。
しかし澄ました笑顔の俺、ちょっと気持ち悪いな。
テレビを観た方の印象は、こっちのほうが近いだろう。
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親の高齢化
事務所への問い合わせの内容を聞いていると、
対象者の両親が高齢化していることを、つくづく感じる。
当然、対象者本人も、40代後半~50代となり、
もう若いとはいえない年齢だ。
本人の抱える問題についてはさまざまであり、
適切な医療を受けられず、精神疾患が重症化している例もあれば、
社会と関わりを持たずに、何十年もひきこもっている例もある。
暴力や金の無心、 ...
俺の覚悟
当ブログだけでなく、フェイスブックやツイッターへも引き続き、
「テレビを観ました」「著書を読みました」、
「次回の『THE説得』はいつ放映ですか」などなど、
コメントをたくさんいただいています。
誠にありがとうございます!!
事務所宛てにも、たくさんの問い合わせをいただいているのだが、
俺の仕事のスタンスは、「一件、一件を丁寧に」と決めているので、
すべてのご依頼に応えることができ ...
淡路島殺害事件のその後
週刊朝日にこのような記事が載っていた。
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以下引用:
淡路島殺害事件の被害者遺族が怒りの告発「両親を見殺しにした兵庫県警」〈週刊朝日〉
兵庫・淡路島の静かな集落でH容疑者(40)が突然、刃物で近隣の住民5人を次々と惨殺したあの悪夢から約5カ月。その犠牲となった平野毅さん(享年82)と恒子さん(同79) ...
押川流リラックス法
俺のツイッター宛てに
「お忙しい押川先生のリラックス方法や安らぐ時ってどんな時ですか?」
という質問が来ていた。
俺が一日の中で一番、リラックスしているのは、
朝起きて、お気に入りのインスタントコーヒーを入れて、
タバコを吸いながら、考えを巡らす時間だ。
今携わっている家族のことや、その他に抱えている仕事のこと、
ブログに書くネタのことなどを、
レビューから
amazonに「『子供を殺してください』という親たち」
の書評(レビュー)がいくつか入っており、興味深く読んでいる。
その中に、「人材育成の側面をもったビジネス書でもあると感じた」
というレビューがあり、ほほう、そういう読み方もあるのか、と感心した。
以下に引用させてもらう。
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読了した。この本は専門書であるとと ...
脈には血を入れないと活きない
~お知らせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
8月下旬に、東京都内某書店にてイベント(サイン会)を行うことになりました。
詳細は、先方の準備が整いしだい、お知らせいたします。
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昨日は地方へ飛び、ある仕事に関する極秘ミーティングに参加。
本業とは関係のない分野のミーティングであり、
け ...
当事者の声
毎日、たくさんのコメントをありがとうございます。
今日は、俺自身のこころにしっかり刻むという意味で、
当事者家族からのコメントを、改めてここに記しておきたい。
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病院での治療方はありません。激しい気持ちを和らぐのを待つだけ。そして事件を待つしか術がない状態でした。 これだけ危険とわかっていて事前に防ぐ機関がないなんて…絶望感しかあり ...
総論か各論か
俺は、精神保健に関することは、ほぼ独学で学んだ。
もちろん書物を読みあさった時期もあるし、
業務として説得移送を始めた当初は、
100件近くをボランティアのような形(無償)でさせてもらった。
その過程において、精神科医や病院職員をはじめとする専門家に
教えていただいたことも、たくさんある。
しかし基本的には、現場に出て、自分の目で見て、感じて ...
「悪役」押川、万歳!
拙著「『子供を殺してください』という親たち」
の重版(4刷)が決まり、累計4万部に達した。
「悪役」小さい押川が4万人! 誕生いたしました!!!
今日は、せっかくなので、本書について
押川流の活用法を提示してみたい。
この本では、厚労省の方針や、行政(保健所や精神保健福祉センター)の対応、
医療機関の体制などについて、かなり赤裸々に書いている ...
第三者の介入
「家族の中で起きていることは、なかなか見えない」
長いこと家族の問題に携わってきた俺でさえ、そう思う。
何年か前から「毒親」という言葉が流行りだし、
「親」は必ずしも敬い大切にしなければならない存在ではなく、
「家族」という集団も、決して聖域ではないことを
少しはおおっぴらに語れるようになった。
それでもなお、家族は、家庭の中で起きていることを、
正直に話 ...