家族にしがみつく子供
俺は日頃、自分の家族・親族の存在をほとんど忘れているので
何か困ったことが起きても、身内の顔を思い出すようなことはない。
ガキのときから、母親には、
「好きに生きろ、ただし自分のケツは自分でふけよ」
というふうに言われて育った。
というわけで思春期の頃には、親に向かって
「なんだ、このクソばばあ!!」と言ってはばからなかったし、
また、そんな俺に、余裕たっ ...
ぶんまわし
この頃、家族の問題に携わるにあたって
親にしても、主たる行政機関の職員にしても
俺と同年代の人間が主流になっている。
この、40代のめちゃくちゃさについては
これまでにもブログでさんざん書いてきたのだが、
なんというか他者への接し方が、あまりにも自己中心的すぎて、
他人を「振りまわす」どころか「ぶんまわす」って感じだ。
自分よりきついことをしているひと、
子供と金
アベノミクスと言われても、一般市民にしてみれば、
景気が回復している感じはない。
将来的な不安を抱えながら、ぎりぎり、かつかつのところで
生活をしている家庭も、多いと思う。
こういう時代だからこそ、「金」の価値が見直されているかというと
どうも、そうでもないようだ。
とくに年齢の若い子供たちの、金への価値観については
首をかしげざるをえないことも、多い。
道をきわめる!!
念には念を入れて、ヘルメット装着して変装のうえ、視察。
近くで仕事をしている本職の警備員のおっちゃんが
現場に通いつめる俺の事情を慮ってくれたうえで、
今日は、アイスコーヒーの差し入れをしてくれた。
ありがたい話である。
事務所のスタッフからは「似合いますねえ~」と言われたが
なんやかんやで20年以上、「現場道」を歩 ...
押川流調査について
先日、調査時の写真を載せたけれど、
「そこまでやるのか!?」「ブログ用のヤラセじゃねーか!?」
と、思った人もいるかもしれない。
一応、言っておくと、「本気でやってます!」
最近になって改めて俺は、調査業務の重要さを感じている。
いつも言っていることだけど、今の時代は、家族間でも「個」が尊重され、
子供がどこで何をしているのか、何を考えている ...
調査!
ご無沙汰しています。
職を変えたわけではありません。
調査業務が長引き、街に同化してきただけです。
複雑なケースの業務ほど、まずは慎重かつ丁寧な調査ありき。
そのためには変装も辞せず。
それにしても、だいぶ暑くなりました。
世の中は連休に突入ですが、まだまだ頑張りま ...
言い訳をしない
ガードマンをやっていた頃には、現場での事故をいくつも、目撃した。
大事故にはならなかった例もあれば、死者の出る事故もあった。
さっきまで普通に話をしていたひとが、次の瞬間に命を落とす。
その瞬間を目の当たりにしたこともある。
最初から軽い気持ちで仕事をやっているような輩は言語道断だが
真面目にやっていても、人間だからこそ、
眠いなあとか疲れたなあとか腹減ったなあとか、 ...
言葉の使い方
家庭内暴力という言葉がある。
こういった問題とあまり関わりのないひとにとっては、
「親の愛情不足からくる反抗期の激しい版」であり、
「一時的なもので、成長とともに落ち着いていくもの」
と捉えていることが、多いかもしれない。
だが現実は、そんなに生やさしいものではない。
もはや「家庭内殺人」「家庭内恐喝」と言えるほどの
凄惨な「事件」が、家庭内、親子間で起き ...
いい「ありがとう」を言おう
ひと様から褒められたくて仕事をしているわけではないが、
業務がひと段落ついたとき、クライアント(家族)から
こころのこもった御礼の言葉を言われれば、やっぱり嬉しい。
俺は、今までに千人以上の患者さんに携わってきたが、
同じ数だけ、家族とも接してきたことになる。
その分、いろんな「ありがとう」を聞いてきた。
本当に真心のこもった「ありがとう」もあれば、
表面 ...
働いてメシ食って寝る!!
日本を東から南に行ったり来たりしていたので、ブログの存在を忘れていた。
これからしばらくは、関西方面を行ったり来たりする予定である。
ハードスケジュールが続き、クライアントである家族にまで
「お身体だけは、どうぞお大事に……」と、心配される始末だ。
だが、お呼びがかかるうちは、精一杯やりたい。
年をくうほど、人間は「働く」しかないな、と思うからだ。
宮崎神宮
仕事は「選択と集中」でやると決めている。
身体は一個しかない以上、関われるケースは限られているのだから、
一つひとつのケースを丁寧にやっていきたい。
……と思っているのだが、緊急の依頼が相次ぐこともある。
明日からはしばらく、複数の業務を同時進行する。
重要な仕事が相次ぐと、気ばかり焦ってしまうものだが、
こういうと ...
ブルーorホワイト
ちょっと前に、学生時代の同級生と会ったのだが、
そいつは車を修理する仕事に就いている。
と言ってもディーラーのような感じではなく、
ある業種で使われている車の、点検整備の仕事だ。
つまり毎日毎日、同じかたちの車をみている。
おかげで彼の親指は、一部が変形していた。
その車の、とある部分にぱちっとはまるように、
指が変形してしまっていたのだ!!
...
福岡の美点
今日は、グループホームに入所している患者さんの面会に行った。
かつて俺は、入院治療を拒んでいた彼を説得し、医療につないだ。
その後、症状が落ち着き、現在は施設で暮らしている。
会うのは久しぶりだったが、顔色も良く、笑顔もみられて安心した。
未だに幻聴が聞こえることがあり、辛いときもあるそうなのだが、
彼なりに、今の生活になじもうと頑張っている。
100人中96人
俺が仕事をするときに一番大事にしているのは、
「誰のためにやるのか」という軸を、自分の中に持つってことだ。
働いていれば、難しい問題・課題もある。
悩んだり、苦しんだりもする。
ただ「金のため」「名誉のため」というのでは、頑張りきれない。
「このひとのため」という思いがあってはじめて、きついことも踏ん張れる。
俺の本業でいえば、
クライアントである家族を、 ...
言いたいことは言わせてもらう
俺ってほんと、デタラメなことばっかりしてきたけど、
唯一、仕事だけは一生懸命やってきた。
だってやっぱり人間って、仕事を頑張って結果出さないと、
言いたいことも言えないし、他人様に話も聞いてもらえないだろ?
かといって、自分より下の人間や、家族、仲間内にしか
言いたいことを言えないような生き方じゃ、かっこわるい。
俺は相手が誰であっても、言い ...
真面目か不真面目か
法を逸脱する行為をして道を誤ったあげく、
「更生したい」と俺のところに来る若いひとがいる。
資質も性格も経歴もさまざまだから、
そのひとがそこから本当にやり直せるか、新しい道を切り開けるかは、
ある程度、年数が経たないと見えてこない。
だけど俺には、「こいつは大丈夫や!」と判断する基準が一つある。
それは、その人間が、「真面目か不真面目か」ということだ。
...
恩師の教え
俺の学生時代の恩師といえば、唐木幸比古先生である。
先生のことは、以前にもブログに書いたことがあるが、
スーパーコンピューターの創設に携わった天才で、
若くして亡くなることがなければ、ノーベル賞くらいもらっていたはずだ。
唐木先生が亡くなったとき、俺は本当にショックだったが
その教えは、今でも身体に染みついている。
この間も、唐木先生が授業中 ...
もし……
「もし別の人生を選べるとしたら、何になりたいか?」
先日、うちのスタッフから突如、そんなことを聞かれた。
俺はふだん、そういうことを考えもしないし、
質問自体、俺の生き方の範疇外という感じなので、
しばし、答えに迷ってしまった。
で、出た答えが「スポーツ選手」だった。
小学生みたいだな(笑)
でも、身体一 ...
ふんどし
俺はガキの頃から、サラリーマンにはなりたくないし、
なれねーだろうな、と思っていた。
企業や組織に属して仕事をするということは、
「ひとのふんどしで相撲をとる」ようなもんだ!
という考えが、俺の中にあったからだ。
ガキの頃から野性味あふれる珍獣だった俺は、
とてもじゃないが、ひとのふんどしで相撲はとれねーな、と思った。
とはいえ社 ...