俺のストライクゾーン
『押川なら、嫌なことでもやってくれる、言ってくれる』
俺に仕事を頼みにくる人たちの期待は、そこにあると、思っている。
精神疾患のひとに「あなたは精神病だ! 病院に行くぞ」と説得したり、
薬物など犯罪をやっている奴に向かって、「何やってんだ、コラ!」と言ったり……。
一般のひとは、それを「嫌なこと」と思っているようだが、
俺にとっては嫌なことでもなんでもなくて、
単純に俺が思う「本当のこと」を、 ...
身勝手な家族
子供が精神疾患になろうと、犯罪行為をしようと
おかまいなしの家族(親)がいる。
家族という名目、家族という集団のもとに、
マイルールを築きあげて生きている。
社会や他人に対して、最も非常識な行動をとることができるのが、家族なのだ!
と、俺は思う。
他人からしてみれば、理不尽なことこの上ない。
しかし、この ...
負を排除する
汚い・臭いものを、必要以上に嫌がるひとがいる。
ひとでも物でも、汚い・臭いものに対しては、
あからさまに嫌悪感を示し、排除する。
この傾向について、先日ある知人が、
「負を排除しているようで、実は負を引き寄せている」
という話を教えてくれた。
なるほどなあ、と思うところがあった。
たとえば、俺に依頼に来るような家族でも、
クリエイター魂
テリー植田氏に誘われて、「フリーランスの会」に参加した。
前回、参加したときのことは、このブログにも書いたが、
クリエイターたちが集まる、非常にいい雰囲気の会なのだ。
ほとんどがフリーランスという立場で仕事をしていながら、
ガツガツしていないし、ギスギスしていないし、ドロドロもしていない。
凄い実績をもち、大活躍しているひともいれば、
アルバイトで生計を立てながら、ク ...
地道にいこう
俺の仕事、とくに精神保健分野の業務については、
“説得”が最大の山場のように思われがちだが、
実は“事前調査”にこそ、山場があると、俺は思っている。
とくに今は、精神科医療の状況ががらりと変わってしまい、
かつてのように、患者を説得して医療につなげればOKとはいかない。
たとえば入院先医療機関や施設の一つをとっても、
どんな医療機関(施設)で、どんな担当者(主治医やワ ...
動物を雇う
「会社の業績を上げたい、一発逆転を狙いたい、
そう思うなら、人間を雇っちゃだめだよ」
これは、某大企業の重役Aさん(仮名)が、俺に教えてくれたことだ。
Aさんはこれまで、あちこちの部署、子会社に飛ばされながら、
どこへ行っても黒字を出してきた、すごいひとでもある。
「押川……、勝負に勝つときに必要なのは、動物なんだよ。
ゾウさんとかライオンさんみたいな……
負ける
生きていれば負けることもある。
いっぱい、ある。
しかし俺は、立ち直りが天才的に早い。
寝て起きたら、元気になっている。
これはけっこう簡単なことで、
ようは、自分の程度を思い知ればいいのである。
「俺の人生こんなもんよ!」と言ってみれば、
また今日から頑張ろう! と思える。
限界からのスタートではない ...
親か子供のどちらかが必ず犯罪者に! 痛ましすぎる事件!!
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(以下引用:産経新聞 2014年6月15日)
警察相談でも解消されなかった父親の悩み…暴れる息子をこの手で殺害
息子の家庭内暴力に悩んだ父親は、自らの手で息子の命を奪った。
三男を刃物で刺して殺害したとして、東京都八王子市の会社員、石井正郎容疑者(64)が6月7日、警視庁に殺人容疑で逮捕された。
警視庁に再三、家庭内暴力の相談に訪れ、事件 ...
いい環境がいい人間を作るのか?
子供を持つ親ならば、いい環境で子供を育てたいと、当たり前のように思うのかもしれない。
いい住まいに住み、いい洋服を着せ、いい物を食べさせ、いい教育を与え……
しかしそれらが、本当にいい人間をつくるだろうか?
親が与えた環境により、子供が「自分はすごい人間だ」と勘違いする。
そういうことは、往々にして起こりうることである。
環境に見合うだけの努力ができたり、早いうちに挫折を知ったり ...
俺が唸った! 名言 その3
「人間はきれいに生きていくことはできないのよ。
だからって言ってね、汚く生きていってはだめ。
『きれいに汚れて』生きていかなくちゃだめなの」
(昔、毎日通っていた新宿二丁目の飲み屋のホモ親父)
昔、新宿二丁目に「キャビン」という飲み屋があった。俺は店主のホモ親父と非常に気が合い、毎日のように店に通っていた。ホモ親父と言っても、おかまさんのような女性っぽい身のこなしの持ち主で、俺は毎晩、彼に ...
組織の中には自由がない
俺がかわいがっているある弟分が
「畑違いの部署に異動になるかもしれない」
と連絡をよこした。
彼は、某大手企業の専門職に就いていて、30代とまだ若い。
その職業を選んだ理由が、育ってきた背景や、
バックグラウンドによるところが大きいため、
「一生ヒラ社員でいいから、現場でこの仕事を続けたい」
と常々口にしていた。
実際、強い信念を持っていい仕事をしていたと俺も思うし、
脳みそ輪切り
W杯を目前にして、先日のNスぺで、
海外の超一流サッカー選手の「脳」の働きを解析していた。
一般人との脳の違いをはっきりと見せられて、
俺は見入ってしまった。
“才能”というのは、神様から与えられたギフトである…
なんてことはよく聞くけれど、
しょせんは脳みその話なのかもしれない。
それをここまではっきり輪切りにして見せるのは、
最悪の事態から逃げている人間の所には…
それにしてもだ! 俺は引きが違うな!!
なんだかこの頃はとくに、行くところ行くところで、
怪しいことや、ひとにぶち当たる。
裏側、後ろ側をみたときには、犯罪の臭いがプンプンするようなやつだ。
俺は警察ではないから、できることには限界がある。
しかし俺は、「悪いものは悪いんじゃ!」の魂でずっとやってきたので、
いずれそいつらの善悪も、はっきり浮かび上がってくるだろう。
顔面力とチン力&マン力
俺がこの世でもっとも嫌いなものの一つに
「自分が世界一かっこいい(かわいい)と思って、他人を見下している人間」
というのがある。
俺がブサイクだから、嫉妬してんだろ? なんて思わないでくれよ(笑)
たまにいるのだ。
自分が世界一かっこいい(かわいい)と思っていて、
仕事も何もかんも、“顔面力”で乗り切れる…と勘違いしている奴が。
...
俺が唸った! 名言 その2
「論理的だったり理性的だったりすることを崇拝して、
現代のひとたちは知的労働をめざしたり、めざさせたりしますけど、
子どもの頃はかけっこや鬼ごっこ等の、肉体を使う遊びが一番楽しかったですよね。
だから本来私たちは、潜在的には肉体労働が一番好きなんだと思うんですね。
この部分を喪失させてしまったことで、現在は奇怪な事件が増えてしまったのではないでしょうか。
人間としての根源の部分をきちんと見直すことが、これからは最も大切でしょうね」 ...
胡散臭い男のたわ言
俺は「胡散臭い」とよく言われる。
初対面の奴や、会ったことすらない奴からも、そう言われる。
まあ、しょうがねえよな!
なんたって顔も悪いし頭も悪いし、言葉遣いも悪いし、経歴も悪い。
そのうえ俺の仕事は、ひと言で説明できないようなものなのだ。
外側だけ見たときには、俺だって胡散臭いと思うよ。
そういえば昔、初対面でいきなり
「あなたみたいな胡散臭い方とは、親 ...
俺が唸った! 名言 その1
「押川君!!刑法を犯すようなことは、
どんな犠牲を払ってでも止めなければならないんだよ」
(元医療刑務所所長、精神科医)
これを俺に教えてくれたのは、長年、医療刑務所の所長を努め、
定年後は、民間の精神科病院で診察を行っていた精神科医である。
数年前に亡くなってしまったのだが、
ほんものの医師、ほんものの人間と呼ぶにふさわしい、
自分の仕事は自分でやるのだ!
昨日から仕事で関西に来ている。
難しい案件の事前調査に入っているのだが、
出発前には、俺なりにあれやこれや考えていた。
俺の知り合いには、調査のプロみたいな人間もいるので、
そちらに協力を仰ごうかとも考えた。
が、直前になって、やっぱりやめた。
これは俺の本業なのだから、俺がやるのが一番いい。
今でこそい ...
「宿」の住民
一昨日の夕方、歌舞伎町のホステスからメールが来た。
「先週末、 “九州ラーメン”で一人でメシを食っていたと聞いたんだけど、大丈夫?」
このホステスは、俺が20代の頃からの知り合いである。
当時は、歌舞伎町で名前を知らない者はいないというくらいの、伝説のホステスだ。
今はもう60も過ぎ、現役を退いているはずなのだが、
相変わらず歌舞伎町に棲息しているだけあ ...