新潟へ

kensan01

 

昨日はビジネスの話をしに、新潟に出向いた。

 

俺は若いころに、華道の展覧会で剣山を見ていて、

ふとあるアイデアを思いつき、

新潟にある剣山製作会社に売り込みに行き、

新しい形の剣山を作ってもらったことがあった。

 

その詳細については、テリー植田さんが昔、

雑誌の記事に書いてくれたことがあるので、

興味のあるひとは、そちらを読んでもらいたい。

 

ちなみにテリーさんの記事では、

俺をちょっとかっこよく書いてくれているのだが、

実際は、そのときにお世話になった剣山製作会社の社長さんが、

とても懐深いひとだったからこそ、

どこの何者かも分からない俺の話を聞いてくれたのである。

 

昨日は、その社長さんに会いに行った。

 

これまでなかなか会うこともかなわず、

長年、年賀状のやりとりだけと不義理をしていたのだが、

四半世紀ぶりの再会にも関わらず、

昔と少しも変わらずに温かく迎えてくれた。

 

kensan03

 

ビジネスの話も、もう何年も一緒にやっている間柄みたいに、

スムーズに進んだ。

 

俺はひととのご縁について、改めて考えてしまったな。

 

近くにいて、蜜に連絡を取り合っていても、

いつしか、こころが離れてしまうひともいる。

一方で、こうして物理的な距離や関わりなど関係なく、

こころがつながっていられるひともいるのである。

 

これはまさに、ご縁としかいいようのないことである。

 

そして新潟はさすが、日本酒がうまかった。

 

kenzan02