責任

前々から言っていることだけど、

責任をとる覚悟のない奴と、一緒に仕事をするのは嫌だな。

 

責任をとるっていうのは、実は単純なことで、

「最後までやりきる」ってことだと思うんだ。

 

最後までやりきったときには、結果が見える。

成功か失敗か、二つに一つだ。

 

成功すればともかく

失敗すれば、そりゃあ金を払ったり土下座してまわったり、

ケツ拭きはしなければならない。

俺もたくさん失敗してきたので、経験はある。

失敗があったからこそ、こころを入れ直して、

新たに頑張ろうと思えたのも、また事実である。

 

でも最近は、「結果を見るまでやりきる」のではなく

「途中だけちょっと触る」「間だけ抜いていく」

という仕事のやり方をするひとが増えた。

 

責任をとるという覚悟なんてさらさらないから、

面倒や困難にぶち当たると、

すぐに投げ出したり、簡単に他人に振ったりして終わり。

 

そういう仲介や紹介だけで仕事(金)をとろうとするやり方、

詐欺師と同じように、俺には見えるんだよな。

 

逆に言えば、

「ここだけは自分の責任で、最後までやりきろう」

と思えることがあれば、

たとえ組織に組み込まれた一つのコマに過ぎない仕事でも、

やりがいも生まれるだろうし、

楽しくできるんじゃないのかな。

 

とにかく俺は、詐欺師まがいのビジネスマンは、

もうお腹いっぱい…てな感じなのである。