ちょっと早いが老後について考える
という記事を、興味深く読んだ。
実は以前、公務員は公務員でも、いわゆるキャリアと呼ばれるひとたちの中にも、
50代で認知症になってしまうひとが、けっこういる……
という話を聞いたことがあったのだ。
50代といえば年齢的にまだ若く、体力もあるからこそ、
介護しなければならない家族もまた、大きな負担を強いられていると聞き、
俺は深く考えさせられた。
できればボケずにポクッと逝きたい、というのは、
多くのひとが望むことではないだろうか。
記事の中に出てくる「公務員や教員」は、
たしかに認知症リスクの高い職業なのかもしれないが、
俺たちの年代(40代~50代)は、全体的にやばいんではないか? と思う。
なんたって若いときは暗記至上主義で、考える勉強なんて求められていなかったし、
終身雇用の名残やバブル到来があり、さんざん遊びまくった世代である。
今のこの厳しい時代になってなお、再スタートを図る気概もなく、
会社の椅子にしがみつき、なんとか定年までうまいことやりすごそう……
という魂胆がみえみえの人間も多い。
そういう人間ほど、もうすでにボケが始まってねーか? っちゅう顔つきになっている。
ほんの十年後くらいのことを想像するだけで、恐ろしくなってくるな。
この間、超絶に頭のよい年配のひとと話していて学んだのだが、
いつまでも頭をシャッキリさせておきたいなら、方法は二つしかない。
俺みたいな肉体労働派は、とにかく動きまくって、
危ないことも嫌なことも受け入れて捌いて、
常に心臓をキュッとさせておくしかない。
反対に頭脳で生きているひとは、
24時間365日のうち起きている間は常に、考えて考えて考えて、
本質を追究したり、新しいものを生み出したりする生活を送るしかない。
……と、いうことなんだな。
俺はただでさえ、ひと様にお世話になりまくりの人生を送ってきたので、
(そしてたぶん、今後もお世話になりまくりなので)
数十年後に来る老後くらいは、ひと様の手を煩わすことなく生きていきたいと、切に願っている。
というわけで、今日も仕事で心臓をキュッとさせてきたし、
明日からもキュキュキュのキュッで頑張ります!!