40秒に一人が自殺だって
今日のニュースで、世界の自殺者は年間80万人を越え、
平均すると、40秒に一人が自殺したことになる、と報道されていた。
数字で見ると、なかなかすごいな。
国によって文化的背景や情勢も異なる以上、
自殺の理由なんて一概に言えないとは思う。
でも俺はやっぱり、自殺を選ぶひとがいる一方で、
生きたくても生きられないひとがいるってことを考えてしまう。
若くして、病気でどうしようもなくて、
いろんな思いを抱えながら、亡くなっていった奴のことを考えたら
少なくとも俺は、めちゃくちゃ辛くてきつくても、
与えられた命をまっとうしようと思うね。
どうせいつか、時期が来たら死ねるんだからさ。
それにしても、俺は理研の笹井さんが亡くなったときも思ったが、
人間、追いつめたらいかんな。
あれだけ頭が良くて、生命のなんたるか、その素晴らしさをよく分かっていたひとでも、
追いつめられたら死を選んでしまうのである。
これは、子育てでも同じと思うんだな。
親の希望や欲望を押しつけ、とことんまで追いつめたときには、
子供は絶対におかしくなるのだ。
ほとんどの親が、子供が生まれた瞬間には、
「ケガや病気をせず、元気に育ってくれたらそれでいい!」
と感じたはずなのにな。
どこから狂っていくんだろう。
こんだけ自殺者の多い時代、親が子供に対して、
「元気にたくましく生き抜いてくれたら、それでいい」
という信念を貫くことこそ、大事なのかもしれないな。