俺のめいっぱい
40代も後半戦に入り、さすがに身体の疲れが抜けないなあとか、
眠いなあ、ちょっと休みたいなあとか思ったりすることもあるのだが、
でも俺はすぐに、こう思い直す。
死んだらきついこともなくなる。
いくらでも眠れる。
だったら生きている間は、寝る間も惜しんで、
きついことでもめいっぱいやってやろう。
俺は、“人間に向き合う”仕事をしているので、
自分がどんな状況・状態にあろうとも、
相手のために、今の俺にできる最大限のことをやらねば!
ということは、常に自分に課している。
たとえ相手がどんな悪人であろうと、
やらなきゃいけないときは、めいっぱいやる。
一期一会という言葉があるように、
本当にその瞬間の言動が、最後の言動になることだってある。
人間のことは、パソコンで文章を打ったり、何か物を作ったりすることとは違う。
間違えたからと言って、何でもあとから修正できるわけではないのだ。
人間を適当にあしらっている奴、軽い対応ばかりしている奴もいるが、
「あんたもひと様から同じ扱いをされても、いいっちゅうことやな」
と、俺は思うぞ。
もちろん、完璧なやり方なんてないのは分かっている。
だからこそ、何があっても、「俺はあのとき、精一杯のことをやった!」
と言える自分でありたい。