継続の難しさ
「継続は力なり」とはもっともな言葉だが、
どんなに好きなことであっても、続けるには苦しさが伴う。
かく言う俺も、仕事をしていて「ハア……」となることはいっぱいあるし、
ブログを書くのも飽きたな、と思う瞬間も、たまにだが、ある(笑)
「プロのスポーツ選手だってそうだよ」とは、
プロスポーツの現場で仕事をしている人が、教えてくれたことだ。
憧れと夢を抱き、選ばれて入ったプロの世界であったとしても、
「もうやめたい」と言いながら競技を続けている選手は、少なくないそうだ。
そりゃあ、何十年と、毎日同じ競技、練習の繰り返しなのだから、
うんざりするほど飽きたり嫌になったりしても、おかしくない。
そういや少し前に、歌手のASKAが覚せい剤で逮捕された。
もちろん俺は、薬物は「ダメ、絶対」の立場なので、
同情するつもりもないし、「バカたれ」と思いながらニュースを見ていたクチだが、
その反面、継続することの苦しさを、つくづく考えてしまった。
好きで始めた音楽で、あれだけの成功を収めもしたのに、
シャブでも打たなきゃ、曲を作り続け、歌い続けることができなかったのである。
それでも歯を食いしばって継続する。
プロとして生き抜くためには、それしかない。
プロとは何もスポーツ選手に限ったことではなく、
仕事をしてお金を稼いで生きていく、という意味で、我々も同じだ。
嫌なことがあった、飽きた、疲れた。
そんな理由で居場所や仕事を転々としていては、
良い結果など出るはずがない。
長い目で人生を見ろ、長いスパンで物事を考えろ。
常日頃から、俺は自分に言い聞かせている。
日常の細々とした感情に足をとられて、
己の求める大きな志を見失ってはなるまい。
人生は四季のようなものだ、とも言うではないか。
学び、耕し、種をまき、育て……
四季に合わせた鍛錬がなければ、 “実りの秋”もやってこないのである。