クリスマス(2014)
毎年思うことだが、この季節、日本中どこかしこも、
サンタの帽子とかトナカイとかになっちゃって、
なんかおかしいなーと思うのは、俺だけだろうか。
都内を歩いていて目にするショーウィンドウや
イルミネーションの煌びやかさに関しては、
ほとんどヤケクソの領域に感じられる。
俺は、北九州という地方の出身で、
今でも東京と九州を行ったり来たりする生活なので、
とくに東京の異様さに関しては、いろいろと考えてしまう。
たしかに九州でも、季節に応じて、イルミネーションを飾ったり
イベントをしたりといった催しはある。
でも東京に比べると、牧歌的というか、ダサいというか、予算がないんだなーというか、
ちょっと間が抜けている感じがあるんだよな。
一方で、東京という街は、そういった街並みの装飾さえも、
過剰にすら思えるものを、完璧なかたちで、
これでもか、これでもかと、突きつけてくる。
いったい、何と闘っているんだろう?
と、俺なんかは思ってしまうのである。
これじゃあ、まともな奴でさえ、感覚がおかしくなっちゃうよな。
内心は、やりたくもねーのに、見栄のためにクリスマス会を開催したり、
豪華なディナーやプレゼントを、借金してまで準備したり、
無理をして手作りの食事やケーキを作って、ぐったりしたり、
そういう経験のあるひとは、けっこう多いのではないかな。
そんな「赤・緑・茶」一色の中では、事件やトラブルも多発する。
だからこそ、24時間365日体制で仕事をしている、
警察官、消防隊員、自衛官等の公務員に方々には、素直に頭が下がる。
ほんと、おせっかいの押川として、ひと言、言っておくけど、
脳天気にクリスマスに踊らされていると、とんだ目に遭って、
顔色がクリスマスの「赤・緑・茶」から、
「赤・青・黄」の信号機みたいになっちゃうからな!
お楽しみも、ほどほどにしておけよ!!
(関連記事)