働いてメシ食って寝る!!
日本を東から南に行ったり来たりしていたので、ブログの存在を忘れていた。
これからしばらくは、関西方面を行ったり来たりする予定である。
ハードスケジュールが続き、クライアントである家族にまで
「お身体だけは、どうぞお大事に……」と、心配される始末だ。
だが、お呼びがかかるうちは、精一杯やりたい。
年をくうほど、人間は「働く」しかないな、と思うからだ。
ガキのうちは、課外活動のスポーツや、習い事、部活にサークルと、
自分の能力を試したり、楽しんだり、
日々を充実させるための方法はいくらでもある。
でも大人になってからは、そうはいかない。
いくらプライベートが充実してようが、
「このひとは何でメシを食っているのか」という
オフィシャルな部分での判断からは、逃れられないのだ。
俺のところには、子供に関する親からのSOSが殺到している。
親の希望は、「病気を治してほしい」とか
「薬物(アルコール)をやめてほしい」とか、いろいろあるが、
結局のところは「何とか自立して生活してほしい」というものに尽きる。
順番から言えば、親のほうが先に働けなくなって収入が途絶えるわけだし、
もっと言えば、先に死んでしまうのだから、当たり前だ。
しかし、対象者の年齢があがるほど、
一般的にいう「自立」=「就職や一人暮らし、結婚」
にまでたどり着くことが、本当に難しくなる。
最近はとくに、医療にかかることで病気からは快復できても
「自立」は難しいかもしれない、と思うケースが、とても多い。
そのような対象者に数多く携わっていると
親の役目は、子供に「働く」ことのなんたるかを教える、
それでしかないのではないか、という気がしてならない。
別に「世のため人のため」なんて大層な目的じゃなくてもいい。
せめて、自分がメシを食うために働く。
それが当たり前にできるように育ててやることが、
子供にとっては、一番の教育であり、躾ではないかと思うのだ。
でもそれって結局は、親自身がガチンコで働いた経験がなければ、教えられない。
ガチンコの経験がない親ほど、具体的な実のあるアドバイスができないから、
学歴や肩書きという上っ面のものを、子供に押しつける。
それで子供の精神が壊れちゃったときには、
哀れに思って、自由になる金を与えるようになる。
だけど、実はそれさえも、逆効果なのだ。
働かない人間に金を与えたときには、
ムダな物ばかり買って家を物だらけのゴミ屋敷にしてしまうか、
アルコールやゲーム、アニメなど物質的なものに依存していくか、
あるいは詐欺集団などのおかしな団体にカモにされるか……
あくまでも俺が見てきた限りではあるが、そんな結末ばかりである。
そういう事例を数多く見てきた俺は、
額に汗して一生懸命働く!
あとはメシ食って、フロ入って寝る!
そういうシンプルな生活こそが、尊いと思えてならないのだ!!