押川流調査について

先日、調査時の写真を載せたけれど、

「そこまでやるのか!?」「ブログ用のヤラセじゃねーか!?」

と、思った人もいるかもしれない。

 

一応、言っておくと、「本気でやってます!」

 

最近になって改めて俺は、調査業務の重要さを感じている。

 

いつも言っていることだけど、今の時代は、家族間でも「個」が尊重され、

子供がどこで何をしているのか、何を考えているのか、誰と付き合っているのか、

そういった基本情報を把握していない親が多い。

未成年の子供に対してさえ、そうなのだ。

 

それでいて、親としての体裁だけはあるから、

「こうじゃないか」「こうだと思う」という憶測で、周囲の人間に助けを求め、

結果として、他人を振り回すことになっている。

 

俺もこれまでに何度も、家族の話を鵜呑みにして動いたところ、

実態はまったく違った!! という失敗を重ねてきた。

 

家族がいくら「病気」だと言って相談に来ていても、

調査の結果、対象者がまったくもって、

普通の生活をしているように見えることもある。

その場合は、専門家(医師など)の見解も聞きつつ、慎重に判断する。

当たり前だが、医療にかかる必要のないひとを、

医療機関に連れて行くことなど、できないからだ。

 

また、違法薬物の乱用や窃盗(万引き)、暴行、強姦……

そのような事件性のある事実が発覚することもある。

この場合は、司法に介入してもらうしかなく、

業務はいったん中止せざるをえない。

 

俺は、いくら相手が大事なクライアントだからと言って、

100%言うことを聞くつもりはない。

 

真実を見極め、法を遵守したうえで業務にあたることが、

対象者の「人間としての尊厳」を護ることにもつながるし、

だいたい俺は、イチ業者である前に、イチ人間として、

家族の問題に向き合っているのだ。

 

だからこそ、すべての根幹となる調査業務こそ最重要だし、

そこを理解してくれない(拒否する)ような家族の依頼は、

受けるべきではない、と決めている。

 

もちろん調査により、「できれば知りたくなかった」

というような事実が、明るみに出ることもある。

 

実際、後になって、「知りたくないことまで暴かれて、業務と言われても……」

と、文句を言われたこともある。

 

俺からすれば、ふざけんじゃねえ! って話だ。

 

もちろん世の中には、他人には言えない趣味とか、

他人には話せない隠し事を抱えながらも、

一般的な生活を送っているひとがいる。

それはそのひとが、善悪という最低限のラインをわきまえ、

他人から指摘なぞされなくても、己の中で真実と向き合い、

折り合いをつけて生きているからだ。

 

一方で、俺みたいな奴に助けを求めざるをえない家族や対象者は、

秘密や隠し事が違法行為だったり、倫理道徳を逸脱していたり、

最低限のラインすら、わきまえていない。

だからこそ家族関係も、生活自体も、壊れていく。

 

そういう家族や対象者ほど、嘘や言い訳で身をかため、

現実から目をそらし、表面だけを飾り立てて、生きている。

 

俺が介入して、そのおかしな“鎧”をぶちこわすとしたら、

徹底的に真実を突きつけるしかないのだ。

 

家族や対象者のほうも、俺みたいな他人から真実を突きつけられて、

(なおかつ、行政や警察などが動く事態になって初めて)

正面から向き合わざるを得なくなるし、ケツに火もつく。

 

そして、その苦しみを乗り越えることで、こころの整理もつき、

その家族、対象者なりの解決策が、見えてくる。

 

「知りたくないことまで暴かれて……」なんて言いだす奴は、

しょせんは現実に向き合う勇気もなければ

遵法精神のカケラも、持ち合わせていないのだろう。

 

そういう家族(対象者)に、俺のやり方が合うとは、とうてい思えない。

いいとこ取りの、理想ばかりの夢物語の中で生きていきたいなら、

俺なんかのところに来ないでくれ! と、はっきり言っておく。

 

真の解決は、真実を知ることありき! なのだ!!