未来志向
俺の扱う家族の問題というのは、
蓋を開けてみたら、「精神疾患」のひと言では言い表せないような
トンデモナイ問題が隠れていることが多い。
中には、さすがの俺もひいちゃうような案件もある。
調査によって真実がすべてつまびらかになったときには、
「うへえ」と具合が悪くなって、帯状疱疹が出ちゃったりして、
正直「もう手を引きたいな」という気持ちにもなる。
だけどそういう案件に対してこそ、前向きな答えを出す。
それが俺に課せられた使命なんじゃないかと、思っている。
俺は「未来志向」という言葉が好きだ。
だけどこれは、ただ楽天的に、
「何とかなるさ」の精神で日々を過ごすこととは、少し違う。
徹底的に情報収集や調査をして、それを分析して、
考えて動いて、いろんなひとの知恵も借りて。
そういうありったけの努力をして初めて、
未来の一点に突破口が見える。
それが本当の「未来志向」ではないだろうか。
とくに、家族の問題に関しては「何とかなるさ」で
そのうち何とかなった家族を、見たことがないもんな。
長期化し、肥大化した問題を抱える家族ほど、
「こころの病気だから仕方ない」と思考を止めてしまいがちだけど
それでは、問題の先送りはできても、前向きな未来はやってこない。
未来志向で生きていきたいなら
諦めずに、考えまくって動きまくることだな!!