脈には血を入れないと活きない
~お知らせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
8月下旬に、東京都内某書店にてイベント(サイン会)を行うことになりました。
詳細は、先方の準備が整いしだい、お知らせいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昨日は地方へ飛び、ある仕事に関する極秘ミーティングに参加。
本業とは関係のない分野のミーティングであり、
けっこうすごい方々が集まる中、畑違いは俺だけだった(笑)。
しかし、敬愛する人生の先輩(もはや師匠)も参加していたので、
緊張しつつも、非常に楽しい時間を過ごした。
俺はつくづく、ひと様とのご縁だけは、恵まれている。
俺の人間関係を見たひとから、たまに
「押川さんが、どうしてあの方とお知り合いなんですか?」
と、驚きを持って尋ねられることがある。
俺は、人間同士を引き寄せ、つながりを強固にするものは、
やっぱり「こころ」でしかないと思っている。
たとえば俺のところには、問題を抱えた若い人もやってくるのだけど、
ひきこもりや無就労という社会参加できないタイプがいる一方で、
高学歴で大企業に就職し、パッと見た感じは順調な人生を送っている、
というタイプも少なくない。
この手のタイプは、どちらかというと社交的で、友人・知人も多い。
SNS上のつながりを広げたり、セミナーや研修会と名の付くものに参加したり、
人脈を広げることに対して、非常に積極的でもある。
著名人や、どこぞの大企業のお偉いさんとも知り合いなんです、
なんてことを、嬉しそうに言うこともある。
かといって、そいつが重大な問題を抱えたときに、
解決のために動いてくれる人物は、誰もいない。
ただ「知っている」というだけでは、
人脈も役には立たないのである。
そもそも「知り合いだから」という一点で、
その人の力を自分のためだけに使ってしまうことは、
「借り」を作るのと一緒だ。
調子に乗って人脈を使いまくったばかりに、
やがて大きな代償を払わされることだって、ある。
俺はそうやって人生を台無しにした人間を、
これまでに何人も見てきた。
「人脈」を使うには、相応の覚悟が必要なのだ。
しかし、どうしてもそのひとの力を借りたい、と思うこともある。
貸し借りの感覚ではなく、協力してもらったり、
助けてもらったりするためには、何が必要か。
それが、「こころ」であり、「感動」である。
言葉やストーリーで相手のこころを動かすのか、
自分の作った作品で感動させるのか、もしくは行動で魅せるのか…
方法はいろいろあると思うが、まずは、
自分が「こころ」を置いていくことを、忘れない。
そうすることで相手のこころに感動が生まれたときには、
「この人間のために、ひと肌脱いでやろう!」
「なんとか力を貸してやろう!!」
と思ってもらえる。
血管だって、血が通わなきゃただの管なわけで、
人脈も、「こころ」や「感動」があって初めて活きてくる。
俺はそう思っているんだ。