『「子供を殺してください」という親たち』レビューいろいろ
今年は、シルバーウィークとやらで、世の中は五連休らしい。
俺自身は、カレンダーの休日とは無縁の仕事をしているので、
別に嬉しくもなんともないのだが、長期の休みに入るたびに、
問題を抱えている家族のことが、頭に浮かぶ。
解決策がないまま、日々、子供の暴力や暴言に悩む親にとっては、
仕事などで家を離れている間が、唯一、気が休まる時間だったりする。
連休ともなれば、保健所や医療機関の相談・受け入れ等も休みになるため、
どうやってやり過ごそうかと、不安も増していることだろう。
俺が今すぐに何かできるというわけでもないのだが、
浮かれまくる世間を尻目に、つい、そんなことを考えてしまう。
さて、俺に相談や依頼ができない方のために……
と思って書いた拙著の発売から、早くも三ヶ月が過ぎた。
この間、ウェブニュースに、いくつか書評が掲載された。
ネタりか 2015/9/19
日刊サイゾー 2015/9/15
ダヴィンチニュース 2015/8/21
AllAbout 2015/7/16
HONZ 2015/10/03
yahooニュース(ライフ) 2015/10/03
東洋経済オンライン 2015/10/10
また、「読書メーター」というサイトでも
100件以上のコメント(感想)が書き込まれている。
読書メーター
http://bookmeter.com/b/4101267618
個人でブログなどに感想を書いてくださっている方もいる。
俺自身の備忘録としても、ここに記録しておく。
アマゾンのレビューもそうだけど、
一般読者の方が気兼ねなく書き込んでいる感想は、
批判も含めて非常に参考になるので、できるだけ目を通すようにしている。
感想を読んでいると、当事者家族ではない方々も、本書を手に取り、
このような家族の問題があることを知り、我が身を振り返ったり、
精神保健分野の現状について、考えたりしてくれているのが分かる。
これは非常にありがたいことであり、
頑張って書いた甲斐があるってもんだ。
そして、実は今、業務の合間をぬって、次の本の原稿を書いている。
今回の『「子供を殺してください」という親たち』では、ページの都合上、書き尽くせなかった
どうして子供が壊れるのか? 親子とはなんぞや? ということを、
今度は子供の目線も含めて、いっそう深めて書くつもりだ。
読書の秋、思索の秋……ということで頑張ります!