使えるアホ
この間、仕事も含めてお世話になっている年上の方から
「押川君は、“使えるアホ”だからいいね!」と言われた。
俺にとっては、サイコーの褒め言葉だ!
俺はいつも不思議でならないのだが、
世の中には、「バカ・アホとは言われたくない」
「頭がいい人間だと思われたい」というひとが、とても多い。
だからこそ、学歴・肩書き・資格……
そういうものを、ズルをしてでも手に入れようとし、
しがみついたら意地でも離さない奴が出てくる。
だけどその中で、本当に地頭が良くて、
血を吐くほどの努力で勉強をしてきて、
なおかつそれを、ビジネスや社会貢献に活かせているひとが、
どれほどいるだろうか?
そんな本物の「天才」なんて、現実には、一握りしかいないのだから、
その他大勢の俺たち凡人は、最初っから「バカです」「アホです」と
白状しておいたほうが、よっぽどラクに生きられると思うんだよな。
アホさ加減を認めたうえで、せめてフットワーク軽く、ひとに優しく。
アホだからこそ出せる、知恵とアイデアだって、あるはずだ。
だいたい、仮にどんなに頭が良くても、
動きも鈍い、ひとには冷たい、知恵やアイデアも出さない。
そういう“使えない”人間では、メシは食えないのだ。
ましてや、自分のアホさ加減に気づかず、
肩書きやらなんやらに乗っかって虚勢を張る人間は、
たんなる“使えないアホ”である。
そういう人間には、なりたくねーな! とこころから思う。
俺はこれからも、明るく楽しく、
“使えるアホ”としての自分を、磨き上げていくぜ!