中学校で講演
去る12月6日、某中学校で講演を行ってきた!
薬物乱用防止がテーマだったので、「クスリは怖いよ~」という内容で、
一時間を済ませることもできたが、それでは俺らしくないので、
野生のおサルさんにまつわる話をした。
それにしても、最近の中学生は大人しいんだな。
俺が五郎丸ポーズを繰り出しても、あんまり笑わなかった。
貴重な瞬間だったのにな(笑)
内容的に、中学生にはちょっと難しかったかな? と思っていたのだが
数日後、担当の先生が送ってくださった生徒の感想文を読んだら、
俺の話をしっかり受け止めてくれたことが分かり、嬉しかった!!
以下に少々、抜粋させてもらいます。
『最初大声をあげられたときに、すごくビックリして小倉の人だからうるさいのかなぁーと思いました。でもすごくおもしろくて、特に上ぐつが赤だったのがおもしろかったです』
(押川より)正解! 小倉のひとはうるさいよな。
上靴の赤はな、ネクタイの色に合わせたんだ。小倉のひとはオシャレなんだ!
『押川のおっちゃんは多くの薬物乱用者を助けていてすごい人と思いました。中には刃物を持った人など想像するだけでも恐ろしい人の話もありました』
(押川より)感想文に「押川のおっちゃん」と書いてくれる君が好きだ!
これからも頑張るよ!
『乱用者といじめ側は、頭のつくりが似ているときいて、これからは少し気を付けようと思いました。実際、いじめをしていいことは特にないので、大丈夫だと思いますが……』
(押川より)いじめも、野生のおサルさんがコントロールできていないってところで、
本質が同じなんだな。
『自分の中にも野生のおサルさんがいると思うと、それを永遠にしまっておきたいと思いました。それでも、私は時々、人を嫌いになったりイライラして人にきつくあたったりしたことがあります。だからそのときは、太陽を見て気持ちを落ち着けたいと思いました」
(押川より)えらい! 野生のおサルさんでも、裸眼で太陽ビーム光線をずーっと見続け、
勝つことはできないからな。ぜひ、おサルさんに勝つ人生を送ってくれよな!
『私もおサルさんに勝ち続けることをがんばろうと思います。お母さんたちに「死んでほしい」などと思われるのはイヤだし、不自由な体になったりすることも分かったので、絶対に薬物はダメだと改めて思わされました』
(押川より)そうだ、薬物は本当に怖いんだ。
ちなみに、もし君のお母さんが君のことを、「死んでほしい」なんて本気で言うようなときがきたら、
おっちゃんが、君のお母さんにうるさく怒鳴ってやるからな!
『心の中の「野生のお猿」は強くなっても弱くなってもいけないというところにすごく共感を受けました』
(押川より)そうだ! バランスが大切なんだよ。
人間は、冗談と本気のギリギリのところで生きているんだ!
『押川先生の言葉で“冗談と真剣の間に生きる”と、“薬物を吸っても人間は人間”という言葉が心に染みました』
(押川より)正確には「冗談と本気の間」と言ったんだけど、
心に残ってくれてうれしいよ。感性ゆたかな君は将来、哲学者になりそうだな!
おっちゃんはいつも、男でも女でも、おじいちゃんもおばあちゃんも、
えらいひとも貧乏なひとも、障害をもったひとも…
とにかく外側に見えるものを全部はずして、人間として見るようにしている!
でもこれ全部、工藤俊作の『探偵物語』のパクリだけどな。
『これからは受験に向けて追い込みの時期となり、ストレスなどもかかると思います。自分とサルをリラックスさせれるように押川先生が言われていた太陽を見るということを心がけて生活していきたいと思います。』
(押川より)そうだ! その通りだよ。受験勉強で追いつめられて、
こころが壊れてしまいそうなときは、野生のおサルさんが制御不能の状態にあるってことだ。
太陽や自然を眺めて、こころを落ち着かせて頑張れよ!
『僕は何度かテレビで押川さんを見たことがあります。そのおかげか、とても親近感がわき、心にまっすぐ入ってきました。これからテレビなどで押川さんを見たときは今日を思い出し、感謝したいと思います。応援しています』
(押川より)「親近感がわく」なんて言ってもらえたの、初めてだ。
しかも「応援します」とまで言ってもらって、俺は好感度ばっちりだな!
テレビのえらい奴に言っとくからな。
最後に、みんな、楽しい時間を、ありがとう!
生徒たちに敬意を表して、30年ぶりに上履き履いたぜ。
ドンキに行って、自分で買った。名前も書いたよ。