珍メダル

 

あらためて、伊調選手の四連覇、おめでとうございます!

そして吉田選手の銀メダル、おめでとうございます!

 

吉田選手の試合後のインタビューには、俺も心を打たれた。

そして、己の身が引き締まる思いもした。

 

吉田選手は以前、レスリングのことを

「これが自分の仕事だから」と言っていたのだが、

たとえば、任された仕事でミスをしたり成果を出せなかったりしたとき、

これほど、心からの絞り出すような謝罪ができる人間が、どれだけいるか。

 

負けてこんなに悔しいと思うほど、

日々、命がけで仕事に向き合っている人間が、どれだけいるか。

 

負けてなお、吉田選手の超絶な一流ぶりに、俺は素直に感動した!

 

俺も、もっともっと自分の仕事に向き合わなければいけない。

 

俺は、今の仕事をはじめた当初は、

人の役に立ちたいという思いがなかったわけではないが、

正直、「メシを食うため」という比率のほうが高かった。

 

しかし、いつでも最難関に挑んで本気で仕事をしてきた結果、

たくさんの対象者や家族と会って勉強をさせてもらい、そのおかげで、

さまざまな分野で活躍しているプロフェッショナルの方々とのつながりもたくさんでき、

普通なら会えないような人にも会えてきた。

 

感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

俺は今年で48歳になる。

現場の仕事ができるのは、実質あと10年くらいじゃないかと思っている。

 

俺の好きな言葉、「準備・実行・後始末」になぞらえれば

そろそろ後始末の段階に入っているのだ。

 

だからこそ、これまでお世話になった方々に恩返ししたい。

 

俺にとってそれは、たとえば相模原のような事件が起きないため、

精神疾患を理由とする家族間の殺人事件が起きないための、

社会の仕組みを作ることに他ならない。

 

そのために、20代から始めた仕事の集大成として、

今はまだ正式に伝えられないのだが、

全世界に発信できるような仕掛けも、着々と進めている。

 

俺は金メダルをもらえるような人生は送っていないが、

『珍メダル』くらいはもらえるよう、

ここから先は、ぶっ飛んだバカを、どんどんやっていく!!