驚愕!あのHONZ!にも書評掲載!!
先日お知らせした、書評家東えりか先生による書評が、
掲載されることさえ超最難関な、HONZにも掲載されました。
東先生、ありがとうございます!
さて、ぶっちゃけた話をしてしまうと、
文庫とは本来、単行本として出版された本がなるものである。
そんな中、文庫書き下ろしで出版するというのは、
実はかなり超絶なチャレンジなのだ。
新潮社といえば日本を代表する超老舗出版社だ。
その中でも新潮文庫は100年以上の歴史がある。
言うまでもないが、本を出すまでにも超絶に高いハードルがある。
当たり前だが、ブログのように好き勝手書ける媒体とは異なり、
編集長を筆頭に、秀逸を極める編集部員による会議と審査、
担当編集者や校閲部による、超厳しい原稿及びデータのチェックも入る。
新潮文庫で文庫書下ろしを出版するということを分かりやすく言うとだな、
頭のクソ悪い俺が、いきなりハーバードかスタンフォードの大学院に入学する
……くらいのレベルなのだ!!
しかし、前回の本も今回の本も、
あえて新潮文庫で書き下ろし出版するという無謀なチャレンジに挑んだのは、
超絶に厳しい審査を受け合格し、「一円でも安く」世の中に本を出すことで、
この問題を広く、一般の方々に知ってもらいたいと思ったからである。
俺の名前と社名まで出して漫画の連載を決めたのも、同じ理由だ。
本が売れない時代になったと言われるが、やはり本の波及力は大きい。
「人権のひろば」のような法務省人権局が認定する機関誌への特別寄稿を依頼されたり、
司法や精神医学、メンタルヘルスの最高権威者が集まる会議に、現場代表として参加し、
この問題に悩んでいる家族や地域住民の声、そして対象者の真の姿、
さらには、現場で働く専門家の方々が、公にはなかなか言えない本音などを
俺が代弁する形で話をさせてもらえたのも、
前回の本、『「子供を殺してください」という親たち』が
すべてのきっかけであり、根幹となっている。
その会議で俺は、司法や精神医学、メンタルヘルスの最高権威者の前で、
「押川の存在は、精神保健分野が迷走を極めていることの象徴だ!」
と言い切った!!
(しかも俺は、革ジャンに革ブーツという「現場スタイル」で登壇したのだ)
俺なんかの存在が不必要になるためにも、
司法と医療の隙間であるグレーゾーン問題を解決しなければならない。
そのためには、俺が今までに培ったノウハウも、
いつだって国や地方自治体に提供するつもりだ。
そして、人間の命と尊厳をまもるスペシャリスト集団設立に向け、
「志」と「覚悟」を持って、邁進していく。
「子供の死を祈る親たち」も、ぜひ皆さんに応援していただきたい。