シリーズ 『清く正しい危機管理講座①』

 

まあまあの数の若い諸君が集まったなあ。それじゃさっそく、第一回目の講座をはじめるぞ。

先週のことだが、●●●●●●●●●医科大学で精神看護学を担当しているというセ・ン・セから、

 

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「こんにちは。はじめまして。●●●●と申します 。●●●●●●●●●医科大学で、精神看護学を担当しています。突然のメッセージ、すみません。

実は、精神科救急に関する研究を病院のスタッフと一緒に行っています。非自発的入院を体験した当事者のインタビューをしているうちに、我が国の患者移送に関する問題にぶつかり、そして押川剛さんのお名前にたどり着きました。

とても感銘をうけました。ぜひ我々も何か、現場で起きている課題解決に向けて、なにかできないかと考えているところでございます。

一度、押川さんのお話を伺うことはできないでしょうか。ご多用中とは思いますが、お時間をいただけますと大変嬉しく、ぜひとも宜しくお願いいたします。

突然のメッセージ、不躾とは存じますが、ご返信をいただけますと嬉しいです。宜しくお願いいたします。」

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という問い合わせがきたんだよ。

 

このセ・ン・セの名前を調べてみると『不●意な入院をした患者の移送に関する●●●●と思●』という、俺にとっちゃー、よだれがでるくらいたいへん興味深い論文が見つかったわけよ。すぐに国会図書館で探したけど見つからず、セ・ン・セに、「こちらの論文に興味があるので、メールかファックスで送っていただけませんか」と返事を出したところ、返事がそれきりピタッと来なくなった。

 

だけどさ、患者移送の研究をしていて、今さら俺のこと知ったなんて、そんなわけねーよな。ご丁寧なメールだけど、ホントは、金でも貸してほしかったのかな(大笑)。

 

若い諸君に教えておこう。こうやって肩書きのある関係者や機関から「感銘・不躾とは存じますが・ぜひお話を!」と、歯が浮くどころか、一気に抜け落ちそうなことを言われると、嬉しくて飛びつく奴が多いだろう。

 

だが、これこそが教科書通りのウラあり真っ黒けってやつなんだ。十数年前のことだが押川のおっちゃんも、この手の話につるんと素直に乗ってしまい、会話を切り取られ、あることないこと…じゃないぜ、「ないことないこと」週刊誌にタレこまれ、書かれたことがあるからな。文春砲だよ。

 

だいたい本やらテレビやらで世間様に顔をさらすタイミングに、こういうことが起きる。ようは、俺を気に入らない方々が、ハエ叩きで、ぴしゃ!っと叩いて殺してトイレにジャーと流すみたいに、ツ・ブ・シにかかってきてるわけ。今回は「子供を殺してください」という親たち 1 (BUNCH COMICS)の発売【8月9日だよ!】が控えているから、その手の奴と、タマキンのエス?のダブルで目が痛くなるほど臭うんだな。

 

ちなみに問い合わせのメールアドレスは大学のアカウントだから、いたずらやなりすましの可能性は低い。そして通常、公的・公共機関と呼ばれるところほど、こういったやりとりは丁重できめ細やか、「バリかた」なんだ。たとえば2月にゲストとして招聘された賢人の会議のときも、座長のどえらい先生自ら、わざわざ事務所に電話をくれた。その他の公的・公共機関からの問い合わせ・依頼を振り返ってみても、皆さんとても「バリかた」、きっちり丁重に対応してくださったもんだよ。

 

このまま返事が来ないなら、暇な時にこのメール持って●●●●●●●医科大学まで論文を取りに行っちゃおうかな。読みたいから。

 

これからますます、この手の姑息な連中が確変連チャンでくっからな。俺はウラもオモテもまったくなしの丸出し!だ。だから、未来ある若い諸君のためにだな、あやしーやつは随時、『シリーズ 清く正しい危機管理講座』として【公開】して教えていく!

 

それでは今日のおさらい!

 

見ず知らずの肩書きのある関係者や機関から「感銘・不躾とは存じますが・ぜひお話を!」と、歯が浮くどころか、一気に抜け落ちそうな内容のメール(SNSのダイレクトメールも含む)がきたときには、裏がある場合も多いから、先制パンチをかましとけ!!

 

さて、今日の講義はこれでおしまい。

 

「オープンすぎるモノローグですね!!」

「こんなにリアルすぎる講義、タダで受けていいんでしょうか!!」

 

講義代はいらねえけどよ、よかったら漫画を買ってくれよな(笑)。