時代を狂わす40代②

昨日、書いた「時代を狂わす40代」は、なかなか反響があった。ブログのコメントは「0」だけど(笑)、個人的に連絡をくれて「押川さん、よくぞ言ってくれた!」と言ってくれた人もいた。思い上がった40代の奴らは、この事実を胸に刻んだほうがいいと思うぜ!

 

調子に乗って、昨日書き忘れたことを、追加で書いておく。まずは俺が発見した、「時代を狂わす40代」の特徴だ。

  • よく観察すると、「仕事」と呼べることを何もしてない。ただし、「仕事をしているフリ」はうまい。
  • すぐに理屈をこねる。「コンプライアンス」や「危機管理」「法律」 あるいは「常識」といったよくわかないことまで持ち出し、マイナス方向へ部下を丸め込む。
  • 会議のときには難しい顔をして押し黙り、発言したとしても、マイナス要素しか述べない。一方で、ひとの噂話や悪口には目を輝かせ、ペラペラとよくしゃべる
  • 困るとすぐにプライベートを持ち出す。ビジネスの話をしているのに「うちの子供が…」「うちの奥さんが…」「僕は○○大学出身で…」などと言って話をそらす。
  • 成果を出した部下に心からの賞賛を送ったり、ミスの尻拭いをさせた部下に真摯に謝罪することができない。カラオケを奢るとか、安い飯を奢るとかで、すませる。
  • お金があるときはニコニコと機嫌よく、お金がなくなると暗~い顔をして、機嫌が悪い
  • リアクションが大きい。たとえばどうでもいいことに驚き、「えー!」と叫びながら、コロコロのついた椅子でビューンと後ろに滑っていく、など。

今のところ思いつくのは、こんな感じだな。あなたの会社にも、こういう40代がいないだろうか?

 

ちなみにうちの30代のスタッフから、「こういう40代を上司に持つ20代、30代は、どうやって生き抜けばいいのですか?」と聞かれたのだが、これはなかなか難しい質問である。

俺は前にも言ったけど、これからは絶対に、「個の技量」が問われる時代になると思っている。組織に属さずピンで仕事ができるだけの能力がある奴は、組織なんか飛び出してしまえばいい、とも思う。でも、そう簡単にはいかないよな。

だからこそ、組織に属することを選ぶなら、最低限、こういう実態があるということをよく理解しておかなければならない。実態も知らずに、なんでも「ハイハイ」とYESマンをやっていたら、気づいたときには体よくミスを押し付けられ、クビを切られたり、最悪の場合、法を犯すような仕事を与えられて、犯罪者に仕立てあげられることすら、ある(これはホントにあった話だ)

だからこそ、こういう上司の前では、「頭がいい」フリなんかせずに、「バカ」のフリをしておく賢さも必要になる。虐げられ、バカにされても黙々と、自分にできること(個の技量)を磨いていけばいいのだ。

 

俺は、この年になって、ようやくわかったことがある。たとえ辛酸を舐めされられて、苦渋の時期を長く過ごしても、己の利益じゃなくて、社会のためになにができるか考えたり、常に最高の作品を作ろう、最高の結果を出そうと一生懸命生きている人には、必ず見てくれているがいるし、大きなチャンスも来る。それは5年先、10年先かもしれないけど、必ずだ。

俺は、「時代を狂わす40代」の一員として、責任を感じている。だからこそ、少しでも社会がよくなるように、これからも必死こいて頑張るつもりだ。そして、やる気や能力がありながら、おかしな上司のせいで腐っている若い人には、心から「負けるなよ!」「頑張れよ!」と言いたいのだ