佐世保の事件について 1
佐世保市の同級生殺害事件が大きなニュースになっているが、
「うちの子供も、いつかこういう事件を起こすかもしれない」
と戦々恐々としている親は、けっこうな数、いるんではないだろうか。
加害者の女子生徒に関しては、過去に、給食に異物を混入した、小動物の解体をしていた、
父親を金属バッドで殴った……といった報道もなされている。
給食への異物混入以降、小中高と情報の共有がなされ、専門家に ...
俺がブログを書く理由
この間、ある組織のトップから言われて、本当にそうだなあと思ったのだけど、
俺が学生時代に受けていた教育と、今の若いひとたちが受けている教育、
中身を比べてみたときには、雲泥の差で今のほうが優れているんだよな。
今の20代は、ゆとり世代と馬鹿にされたりするけど、
それはあくまでも濃度の問題であって、
学問自体はどんどん進化し、新しいものが出現してもいる。
だから一生懸命、勉強してきた若い奴らの頭 ...
ハッタリくん
人生、どう転んでも一回こっきりなんだし、
どうせいつかは死ぬのだ。
それなら、思い切ってハッタリかましまくって生きたほうが楽しい。
俺は最近、すごくそう思っている。
思えば、俺が23歳で、経験もないのに警備業の会社を興したときも、
精神障害者移送サービスの仕事を始めたときも、
成功する確証はどこにもなかったけど、
「できます!」とハッタリかますことからスタートした。
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点と線
ここ数日、精神科病院に入院している本気塾の塾生から、
一日に十回も二十回も電話がかかってきている。
「退院したい」と言ってみたかと思えば、
「調子が悪いので、まだ入院していたい」と言う。
「小遣いを送ってくれ」「生活保護を受けたい」「子供が生まれました」
……などなど、妄想まじりの発言もある。
本気塾の塾生など、俺が携わっているひとたちは、おおむねこんな感じである。
ピュアバカ
前にもブログで書いたけど、
素直な気持ちを持ち続けることって本当に大事だな。
それだけですごい財産を持っているようなもんだぜ。
ほとんどのひとは、年齢を重ねるにつれ、
「バカ」と呼ばれるのを嫌がるようになる。
それで、年とってから慌てて、何かの資格をとろうとしたり
大学や専門学校に通いなおしたりするひとがいる。
もともと立派な学歴 ...
孤独
俺は孤独が好きだ。
そして、孤独をちゃーんと知っているひとが好きだ。
俺は、ひとに会うのが仕事のようなものなので
ご縁の大切さはよく分かっているつもりだし、大事にもしている。
仕事モードの俺は、めいっぱいしゃべるし、基本的に明るい。
でも一方で、仕事以外のプライベートの時間は、ほとんど一人でいる。
メシも一人で適当に食うし、空いた時間の楽しみと言えば、
本 ...
何者ですか
初対面のひとに、「何者ですか」とよく聞かれる。
たしかに、俺の仕事はひと言では説明できないし、
見た目もこんな感じだしな。
最近は、本業のほかにもいろんなことをやっているので、
自分でも、「俺って何者?」と思うことがある。
そんなわけで、数年前から、名刺に肩書きを載せるのをやめたところ、
初対面の皆さんが、ますますポカーンとするようになった。 ...
俺が唸った! 名言 その6
「世界に昼があるから、バカでも受験勉強しなきゃならない。
全部、夜にしてしまえばいいんだ!!」
(押川剛 ※19歳)
自分の言葉を「名言」というのは、なんともアホ丸出しだが、
俺自身もすっかり忘れていた、19歳の俺が言ったことを、
この間、古い友人から暴露されて思い出した。
我ながらけっこう核心をついているなと思ったので、お付き ...
キチガイ的特性
「年をとると丸くなる」とよく言うけど、
ほんとかなー、と俺は疑いを持っている。
むしろ人間は年をとるほど、
その人の持つおかしな癖、キチガイじみた性質などが、
どんどん色濃くなってゆくのではないだろうか。
俺が知る限り、サラリーマンでもフリーでも、
人間力があって、いい仕事をしているようなひとは、
どこか、おかしいところを持っている。
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「悪役」の利点
悪い噂ほど早く広まる。
逆に良い噂は、100年の歳月を費やしても、そんなに広まるようには思えない。
それどころか良い噂が広まりはじめると必ず、
「あいつ聖人君子面してるけど、実は・・・」などと横やりが入るのがオチである。
欠点のないひとなどいないのだから、当たり前だ。
ならばいっそ、噂の中では思いっきり悪役を張ればいい。
...
いけばなスピーカー
先日、日本橋で開催されていた
「燕三条金物メッセinブリッジにいがた」に行ってきた。
これは、新潟県燕三条地域に所在するメーカーの製品展示会で、
以前、このブログでも紹介した石﨑剣山の社長も、出展していたからだ。
社長の出展していた商品の中でも、俺のイチオシはこれだ。
「いけばなスピーカー」
冷やかし電話と危機管理
ベネッセの個人情報流出の件でも思ったけど、
今は、危機管理・コンプライアンスに非常にうるさい時代で、
企業にしても個人にしても、皆、敏感になって“予防”や“抑止”に励んでいる。
でも俺からしたら、最後に頼りになるのは、やっぱり動物的感覚ではないかと思うのである。
個人情報がダダ漏れになることはたしかに困るが、
その一方で、ブログやSNSで、写真を含めプライベートを気軽に発信するひとがいる。
そ ...
良い医療機関の探し方
昨日に引き続き、少々堅苦しい話になってしまうが、
患者に誤った診断名をつける精神科医は、少なからずいるのである。
たとえば、本来であれば服薬の必要もないような患者に、
適当な診察で向精神薬をばんばん出す。
あるいは、明らかに違法薬物をやっている患者に、
「統合失調症」という診断名をつける。
そのようなあやまった診断により、向精神薬に依存するようになるなど、
交通整理
問題行動を起こす子供を抱える家族が、第一に考えるべきことは、子供の状態が
「病気として治療すべきなのか、
犯罪として立件(更生)させるべきなのか」
どちらにあるのか、ということだ。
最近は特に、この境界線をめちゃくちゃにしている家族が多い。
たとえば、統合失調症の症状(妄想、幻視、幻聴)が理由で暴れているなら、
精神科医療につなげて、病気の治療をすべきである。
...
週刊新潮
今日発売の週刊新潮に、コメントを寄せた。
ベネッセの個人情報流出についての記事である。
たしかに個人のプライバシーを守ることは大事であるが、
個人情報保護法が成立したことにより、
かえって名簿屋のような奴らが金儲けをしやすくなったということはないだろうか。
現に名簿を売った派遣社員は、ものすごい大金を手にしたとも聞く。
こういう輩は、今後も出 ...
俺が唸った! 名言 その5
「親が不良なんだね」
(歌舞伎町の伝説のホステス)
一昨日のブログにも登場したが、歌舞伎町の大箱クラブに、
S子という伝説のホステスがいた。
おそらく当時、歌舞伎町の飲み屋街で知らない者はいないだろうというくらい、
いろんな意味で有名なホステスだった。
出会ったのは20年以上前だ。
当時、若くして警備業を営んでいた俺は、
全部めくったときに何が出てくるか…③男、女
実は一番やっかいなのが、表面的には、とっても知的な“人間”を装っているのに、
全部めくったときに、“男(女)”が出ちゃうタイプの人間ではないかと、
俺は思っている。
ここで言う “男(女)”が出る、というのは、ようするに“性”の部分だ。
仕事の場やオフィシャルの場で、色目を使う男や女っていうのはけっこう多いし、
そこまであからさまじゃなくても、たとえばミスを指摘されたり、何か非難 ...
全部めくったときに何が出てくるか…②動物
さて、昨日の続きである。
俺の敬愛する二丁目のママは、今まで数多くのアル中、ヤク中をはじめとする、
いわゆる道を踏み外し、行き場を無くした人たちを助けてきた。
店で働かせてやり、立ち直れるよう厳しく、温かく接してきているのを、
俺も間近で見てきた。
しかし、ママは俺に断言する。
「今まで500人くらい面倒を見てきたけど、本当に立ち直れたのは二人だけだね」
...
全部めくったときに何が出てくるか…①人間
頭がいいとか見てくれがいいとか、金をいっぱい持っているとか、
人間を評価するときには、いろんな物差しがある。
しかしそれらは結局、オプション、飾りであって、
外側を全部、めくったときに何が出てくるか…、それが、そのひとの本質ではないだろうか。
今日は、“人間”が出てくるひとの話。
F子は、今から10年以上前、歌舞伎町のクラブでホステスをしていた。
俺が初めて会ったとき ...
病識
今の精神科医療は、自分から進んで治療を受けにきて、
なおかつ大人しい患者ばかりを好んで診たがる。
しかし俺はこれまで千人以上の患者に会ってきて、
自分から進んで治療を受けにくるような、
いわゆる病識(自分が病気であるという認識)があるひとは、
ほとんどいなかったぞ。
だからこそ家族も病院に連れて行けなくて、
俺みたいな人間に頼んでくるのだ。
中には、家族に頼まれて俺が ...