結婚詐欺③
さて、「結婚詐欺①」「結婚詐欺②」と、
詐欺をする側、される側、それぞれから聞いた話を書いた。
では、こういった詐欺に遭わないために、
どうすればいいのだろうか?
これは、そのひとの生き方そのものを、
問われるところではないかと、俺は思う。
たとえば、俺のところに相談にくるのは、
家族のなかでも圧倒的に母親が多いわけであるが、
結婚詐欺②
昨日のブログ「結婚詐欺①」の続きであるが、俺は、詐欺男Aに会ったあとで、
ある女性(B子さんとする)に、連絡をとった。
B子さんは、まさに、Aのような男に騙されて、
気がつかないうちに犯罪の片棒を担がされた。
男から「結婚前提」と言われて交際を始めていることや、
早い段階で、男の家族に紹介されていたことなど、
Aの手口とまったく同じである。
B子さんは、最 ...
結婚詐欺①
この間、前科歴のある詐欺師と話をする機会があった。
結婚詐欺を筆頭に、女性を利用した詐欺を繰り返してきた男だ。
A(仮名)は、俺のことをヤ○ザと思ったようで、
初対面なのにけっこう正直に、いろんなことを教えてくれた。
ここには書けないこともあるのだが、まあ、すごい内容の話であった。
Aは、「女を落として利用するのは簡単です。
ただ、『結婚』を匂わせる言葉を言えばいいの ...
闘うスピード
昨年の夏にアメリカ西海岸を訪れて以来、
向こうで暮らしているひとたちと、
ビジネス的なやりとりをすることが増えた。
驚かされるのは、そのスピード感だ。
仕事上のやりとりにしても、メールの返事ひとつとっても、
とにかく速いのである。
もしかしたら、100%ではなく80%くらいの回答なのかもしれない。
しかし、「俺の主張はここだ!」と ...
リラックスタイム
俺は顔だけじゃなく頭の形もおかしいので、
髪の毛はずっと、親友後藤君に切ってもらっている。
後藤君は、俺の高校時代の同級生だから、かれこれ30年の付き合いだ。
一緒に悪いこともやったが、彼はけっこうな読書家で、そっちのほうでも話が合った。
俺の数少ない、古い友人のひとりだ。
あの頃は髪の毛も、同じくらいあったのにな。
今は髪の ...
チャンスをつかむ生き方
月日の長さは違えど、ひとには平等に“生”が与えられている。
どうせ生きるなら、でかいチャンスに巡り会いたいし、
巡り会えたときには、がっちりつかめる自分でありたい。
毎度、思うことだけど、チャンスをつかめるひとっていうのは
「普段」を大事にしている。
自分の使命を果たすために、「普段」から、
それこそ命を削るくらいの勢いで、
試行錯誤し、行動を積み重ねている。
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拒絶
さあ、やるぞ! という勝負のときに、
「私はいいです」「私はけっこうです」
と腰がひけるひとがいる。
本人は、「私はそこまでのレベルではないので…」
と謙遜して言っているようなのだが、
こちらからすれば、急に梯子をはずされた気分だ。
元気やエネルギーを「いらない」と言っているようにも見える。
元気やエネルギーというのは、ひとに与え ...
進化するか老化するか
日頃、何かとえらそうなことをブログに書いている俺だが、
つい先日、飲み屋のママにしこたま叱られてしまった。
このママというのは、新宿二丁目で長年、店を開いているひとである。
性別的に男か女か、そんな境界線はとっくに飛び越えて生きており、
人間として、俺の最も尊敬するひとの一人である。
話す内容は豊富な実体験に基づき、本質しか突いてこない。
だから俺もつい、足繁く店に通 ...
Living Together
新宿二丁目の某ビルに、こんな看板が掲げてあった。
差別や区別をなくそうっていう表現一つとっても、
ユーモアとやさしさがあふれてるよな。
ほかの場所、とくに地方都市なんかじゃ、絶対できない芸当だ。
新宿二丁目は、やさしい街だなといつも思う。
言葉で言うのは簡単だけど、体現するのは難しい「共生」という概念を、
こんなふうにさらっと、示してみせる。
さすが、世界 ...
オリジナルは命がけ
俺もけっこういい年齢になり、
若い世代から「押川さん、これ、どう思いますか?」
「これ、どうしたら面白くなりますかね?」
…なんて相談を受けることが増えてきた。
たいていは仕事に関する相談だ。
俺みたいな人間にアドバイスを求めるなんて
お前、ほかに頼れるひといないのか(笑)と心の中で突っ込みながらも、
俺なりに真剣に考える。
ビジネスのことを考 ...
カルチャー=DNA
年末のブログに書いたことだが、
俺が小林由美さんの、「カルチャー=DNA」という言葉に感銘を受けたのは、
長年、俺がもやもやっと考えていたことを端的に著す言葉だったからだ。
俺は北九州(当時は小倉市)で生まれ育ったが、お袋は宮崎の出身である。
お袋は、自分の親のことや生まれ育った環境のことなど、
なんでも包み隠さず話してくれるひとだった。
だから俺はガキの頃から、「同じ九州でも、福岡と宮崎では ...
現場の最前線にあるのは犯罪だった!
俺はもう20年近く、問題を抱えた家族からの相談を受け、
現場に行って解決するということをやってきているのだが、
家族のあり方も、時代によって刻々と変化しているのを感じる。
そして最近は、来るところまで来たなあという気がしている。
俺がこの仕事を始めたばかりのころは、
患者さんは圧倒的に、統合失調症や重いうつ病の人が多かった。
家族は世間体を気にしてごちゃごちゃ言うこと ...
悪いもんは悪いんじゃ!
子供が犯罪を犯しているのにも関わらず、
それを隠蔽して “心の病気”に仕立て上げようとする、
心根の腐った親(家族)がいる
右から左で病院への移送を受け負う業者もあるらしいが、
そんな闇業者と俺を、一緒にしてもらっちゃ困る
犯罪を犯していることが発覚したら、
本人や家族が何と言おうが警察に通報する!
「なんでわざわざ大ごとにするんだ!」と文句を言う家族もい ...
人間として…
人間としてのプライドや、
正しいことを正しいと言う姿勢、
そういうものを持たないひとのほうが、
金やら土地やらを持っている
そんな時代はもうそろそろ、終わる気がするな
面白くないもんな
世界の押川めざして、思いっきりやります!!
そんなに都合よくはいきませんよ
子供が問題を起こしている、そんな家族(親)にありがちなのは、
「すべてを自分たち(親)の都合よくやっていきたい」
という、どうしようもない願望だ。
それは、俺なんかのところに相談にくる親にも顕著である。
もちろん一応の体裁は整えてくるのだが、相談の最初っから、
「うちの子供の面倒、みてくれるんでしょう?」
「おたくが全部、ひっかぶってくれるんでしょう?」
...
呪縛
「褒められたい」、「いいひとと思われたい」、
「最上級クラスの人間として認められたい」…
度が過ぎるほど、そう思いつめて生きているひとがいる。
本人は一生懸命「いいひと」を演じているつもりだろうが、
結果的に八方美人になっちゃって信用もおけないし、
まったく自由ではなく、楽しくもなさそうだ。
こういうひとは、幼少期によほど親から「ああしなさい、こうしなさい」、
「あれはダメ、 ...
コンプレックスまみれ
40、50の歳になってまで、
コンプレックスを大事に抱えて生きているひとがいる。
たとえば、分かりやすい例で言うと、
「本当は●●になりたかった」「本当は●●大学に行きたかった」なんて、
かつて破れた夢を、未だにネチネチと他人に話す。
そこまであからさまじゃなくても、
自分がなりたくてなれなかった職業に就いているひとや、
自分が行きたかった大学を卒業したひ ...
直感力を育てるには
素直じゃないひとのこころのアンテナは、
自分にだけ向いていて、外に向かない。
だから直感も働かない。
「直感力」を育てたいなら、
ただひたすら、素直な人間であることだ。
これは俺の鼻毛だ。
こころが素直な俺は鼻毛まで素直にピンと立っているのだ!
俺流スポーツ観戦
ソチオリンピックが近いせいか、
スポーツの話題が増えてきたな。
俺はとくに好きな競技があるわけではないが、
テレビで試合中継なんかをやっていると、
どんなスポーツであってもつい、見入っているときがある。
何が興味深いって、やっぱり闘う選手の顔だ。
勝つ選手、メダルを取る選手というのは、
試合前の顔つきが、圧倒的に違う。
「死んでも勝つぞ!」「絶 ...
ひとの見抜き方
「悩みがあるなら聞くよ」「相談にのるよ」「大丈夫?」
こんな言葉で近づいてくる男が、あなたの周りにもいないだろうか。
すでに信頼関係のできている相手ならいいのである。
しかし、このような一見やさしい言葉と、
さも相手に共感するような態度でもって近づいてくる男には要注意だ。
なぜこいつらが、目に付きやすいしぐさ、耳に入りやすい言葉で、
「やさしさ」「共感」をアピールして ...